データセンター
[2022年 秋サービス開始]
アイシーエスの新データセンター
アイシーエスは、東日本大震災を経ての設備の増強、セキュリティ対策の向上および職場環境の改善を目指し新社屋を建設しました。
新社屋の整備にあわせてデータセンター機能を大幅に充実強化し、これまで以上にお客様の情報資産のセキュリティ向上と事業継続性の確保を強力にご支援します。
また、システムのクラウド化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速やデータセンターの地方分散への気運の高まりもあり、ますます多様化するデータセンターニーズに柔軟に対応していきます。

データセンターファシリティレベルの最上位「ティア4」に準拠する構造
アイシーエス新データセンターは日本データセンター協会が定義するデータセンターファシリティスタンダードの最上位レベル「ティア4」に準拠する構造を具備しています。
ティア4のサービスレベルの概要
- 災害に対してデータ保全の安全性を保ちつつ可用性も確保した非常に高いレベルでの耐災害性を確保
- サービスを継続して提供可能な高いレベルの冗長構成設備
- 敷地、建物、サーバ室およびラック内のIT機器へのアクセス管理
- 稼働信頼性 99.99%以上
![アイシーエス新データセンター[盛岡市]の所在地](/ics_cms/assets/themes/custom//assets/img/company/datacenter/img-datacenter-2.png)
優れた立地条件
自然災害が少なく利便性がよい立地
- 地震に強い地盤の地域
- 内陸に位置し津波の心配がない
- 河川の洪水浸水想定区域に該当しない
- 土砂災害区域に該当しない
- 新幹線で東京から約2時間 / 仙台から約40分の立地
大規模地震に備えBCP対策として最適
- 東京から盛岡までは約530㎞離れており、首都直下型地震や南海トラフ地震のBCP対策を考慮した「遠隔地バックアップ」としても適切な場所です。
- 今後30年以内に震度6以上の地震が起こる確率が東京都の47%、さいたま市の60%に対し盛岡市は6.3%と低い予測となっています。(全国地震動予測 地図2020年版より)

データセンターをもっと利用しやすく
データセンターは延べ床面積が約1,300㎡あり、240ラック相当のスペースが提供可能となっています。
1ラック単位の利用から対応が可能であり、お客様の多様なニーズに柔軟にお応えします。
特徴
- 機器選定・環境構築、監視・運用サービスなど、お客様に最適なプランを提案
- 長年培ってきた自治体、医療、民需の業務経験豊富なSEによる業務面のサポートも可能
災害への備え
地震対策
震度6強~を想定した免振構造
ハイブリッド型免震システムを採用し、鉛直方向・水平方向のあらゆる揺れを低減しサーバー等機器を守ります。


停電対策
停電でも無停止で72時間以上サービスを継続
非常用発電機・燃料タンクおよび燃料供給経路を冗長化し備蓄燃料で72時間以上連続して安定運転を実現します。

火災対策
最新鋭の防火設備・消火設備
- 超高感度火災予兆システムにより出火の前段階を素早く検出し、速やかな初期消火対応が可能です。
- 万が一、火災が発生した場合でも不活性化ガス(イナージェン)消火により機器類の破損・汚損等を最小化します。

瞬電対策
瞬電から機器類を守る
無停電電源装置(UPS)を冗長化し、瞬電が発生した場合でも安定的に電力を供給します。

人的・物理的なセキュリティ
入退室管理・監視
多段階の認証・有人およびカメラ等による監視で不審者侵入を防止
- 24時間365日有人で監視
- 各種監視カメラにより、敷地内、建屋出入口、各階出入などを監視
- サーバールームには限られた者だけが入室可能
- ICカードによる入退室管理のほか、セキュリティレベルが高い区域には生体認証と合わせた多要素認証により制限
- サーバールーム内およびサーバーラック列を監視カメラで常時監視し、不審な行為を監視
- お客様の大事なデータを耐火構造の専用データ保管庫にて厳重に保管



通信障害・受電障害等への備え
通信障害対策
複数キャリア/複数経路引込みで安定したインターネット通信を実現
異なるキャリア(通信事業者)から複数経路で引き込み、一方に回線障害が発生した場合でも、もう一方の回線でサービスを継続します。
受電障害対策
2系統受電・冗長構成により安定した受電を実現
異なる変電所から2系統で受電し、受電設備からサーバー等機器類までの電源供給経路をすべて冗長化し、安定的な受電を実現します。

設備異常対策
中央監視室で常時監視し安定稼働を継続
データセンター設備を中央監視室で常時監視し、リアルタイムに異常を検知することで障害発生および被害拡大を未然防止します。


環境への配慮
効果的な電気利用
電源供給経路の変換効率を高め省エネに配慮
電力会社からの供給電力をサーバー等機器で使用するまでの経路は変換効率の高い(変換損失の低い)機器を採用することで省エネルギーを実現しています。
環境にやさしい空調
地域特性を活かした独自空調システムで省エネに配慮
盛岡の冷涼な気候を活かした「外気処理空調機」と「壁吹き出し方式高顕熱型空調機」を組み合わせた全国的にも最新鋭の独自空調システムを採用し、空調効率を向上することで省エネルギーを実現しています。
【外気処理空調機の特性】
外気を取り入れ、サーバールーム内の空気をフレッシュに保つとともに温湿度を安定させ空調機の負担を軽減
【壁吹き出し方式高顕熱型空調機の特性】
コールドゾーンとホットゾーンを分離しサーバーラックの吸い込み面に冷気を安定供給することで空調機の送風動力を低減




(奥は空調設備「外気処理空調機の吹き出し部分」)